
ほどよく調味液が染み込んだ濃厚な味わいの一品です。ご飯や野菜と合わせると絶品に! 今回は、卵黄漬けの作り方と、その活用例をお届けします。
これで卵かけご飯をすれば、ワンランク上の味わいを楽しめると巷で話題になっていたようです。作り方はとにかく簡単。
「卵黄漬け」とは、卵黄をしょうゆとみりん等の調味液に漬け込んだものです。卵黄を調味液に漬け込むことで、水分が程よく抜けて、しょうゆの香りやみりんの甘みが染み込み濃厚な味わいになります。
漬け込む時間は、半日から2日。漬け込み時間によって食感や味わいが変わってくるのも特徴です。
半日漬け込むと、表面だけ調味液が染み込み、中は卵黄の風味がそのままになります。
1日漬け込むと、中までしっかり濃厚に。
2日漬け込めば、お箸で卵黄を持ち上げられるくらいの硬さになります。
いくつか作って、お好みの味わいのものを見つけてみるのもおすすめです。
ただし、これからの時期は衛生面も気になりますので、漬け込み時間は2日までとしてください。
漬け込みに使う容器は、清潔なものを使うのも忘れずに。
今回は、卵黄漬けの作り方と、出来上がった卵黄漬けのおいしい食べ方をご紹介します。

材料(作りやすい分量)
卵 4−5個(卵黄だけ使う)
醤油 50cc
みりん 50cc(煮切る)
作り方

みりんはボウルに入れて600wのレンジで1分ほど温め、煮切ります。
冷ましておきます。

清潔な小さめの器に、しょうゆとみりんを入れ混ぜます。卵黄の分量が変わっても、「しょうゆ:みりん=1:1」にすれば大丈夫です。

卵黄と卵白を分け、卵黄を崩さないように気を付けて醤油に入れます。

この時、卵黄が浮いてきますが、そのままで構いません。器を左右に少し傾けると、卵黄の上側にも調味液がいきわたります。

冷蔵庫に入れ、半日から2日漬け込みます。

漬け時間によってかなり仕上がりに違いがでてきます。
好みや食べ方によって漬ける時間を変えてみましょう。
(写真左は20時間ほど、右は4−5時間ほど漬けたものです)
4時間 外側がほのかに固まっていて膜ができているような感じ。悪と全体に少しとろみがある。
8時間 外側は薄くジャムみたいな感じ。中はとろっと。
12時間 8時間のものよりさらにねっとり。 スプーンですくうとゆっくり落ちてくる。
24時間 外側は結構固く、中はねっとり。混ぜるとゼリー上になる。
48時間 ほぼ個体。割っても中から溶け出さない。





卵かけご飯にするなら、ご飯との絡みやすさから8~12時間くらいの漬け時間をおすすめします。
外はねっとり中はとろっとしていて、いつもの卵かけご飯よりも濃厚な味わいです。
ご飯に卵が染み込んでいくというよりは、ご飯に卵がまとわりつく感じになると思います。

パスタには4−5時間漬け込んだものを。
味付けには、漬け込んだ時の醤油、オリーブオイルをかけてよく混ぜて食べます。

漬け時間が長ければ長いほど、卵黄の水分が抜けてねっとりとし、味も濃厚になります。
卵かけご飯にするとご飯との絡みが悪くなってしまいがちですが、おにぎりの具にはぴったり。
漬け汁も少しかけてしまいましょう。
より長い時間漬け込んだ卵は、チーズのような独特の食感と中まで染みた濃厚な味わいがクセになります。
お酒を飲む方は、卵黄の醤油漬けをそのままおつまみとして楽しんでみてください。

この卵の醤油漬けの作り方を動画で見ることができます。
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