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執筆者の写真artemiacucina

パスタ アルフレード(Pasta in Bianco)


イタリア文化の中ではビアンコ(白)で食べる(ソース等を使わない)=健康に良い

と考えられているので、ダイエットの時、病気になった時、また胃の調子が悪い時などに食べられます。


日本でいう白ごはんと一緒ですね。


病気になるとお母さんがおかゆを作ってくれるような感じです。

しかもイタリアではパスタだけでなく、お米も茹でただけでバターもしくはオリーブオイルとパルメザンチーズで食べるんです!


この習慣はすでに13世紀ごろから行われていて、当時病院で出される食事はどこもこれでした。

その頃から、「白」のイメージは清廉潔白、軽快さの象徴と中世のヨーロッパでは考えられています。


なぜ、パスタ アルフレードとも呼ばれるのか?


これは昔、ローマのラ・スコラ通りで宿屋を経営していたアルフレードさん夫妻の出来事がきっかけです。


アルフレードさんは出産を終えて間もない奥さんに、パスタビアンカを作っていました。

奥さんは宿の運営のことも気になり早く仕事にも戻りたいと思っていました。

初産で大変な出産だった奥さんを早く元気にしてあげたいと思ったアルフレードさんは、

病院で出される味気のないパスタビアンカではなく、栄養たっぷりにするために、

もっとバターを入れて、もっとチーズを入れて、しかもパスタもいわゆるセモリナ粉のパスタではなく、卵麺の自家製フェットゥッチーネを用意。


おかげで奥さんはびっくりするほど短期間で元気になり、仕事に復帰。

それを見た近所の人たちは、一体どうやってこんなに早く元気になれたのか?

と、アルフレード夫妻に聞きに来ました。

そこで彼がこのアルフレード風パスタビアンカを作って食べさせていたんだ・・・ということを聞くと、皆それを食べてみたくなり、彼に作ってもらいました。

このパスタの味があまりにも衝撃的で美味しく、そんな話がどんどん広まり、このパスタ アルフレードが誕生したのです。


では、そんなパスタ アルフレードを作っていきましょう!

材料(二人分)

パスタ             160g

バター              80g

パルメザンチーズ         80g

まずはお湯を沸かします。




いつもの通り、たっぷりの塩を入れます。

ここでしっかり麺に味付けします。


今回は手軽に作れるように乾燥卵麺を使います。


麺を投入したら、ボールにバターを用意します。


パスタの表示茹で時間の2分前に湯からあげ、バターの入ったボールに移します。

この時茹で汁もお玉一杯加えます。


ここでよく混ぜ合わせます。

よく混ぜるのがコツの一つ!

バターが馴染んだらパルメザンチーズを入れさらによく混ぜます。

ここでクリーム状になるように、水分が足りない時は茹で汁を少し足してください!


チーズもよく馴染んだら出来上がり!

盛り付けます。

このパスタアルフレード、なぜかキリちゃんも大好き。

今日はずっとそばで手をだしてました。


おいチーズをかけて、胡椒を振って・・・

Buon appetito!


シンプルでうまい!

でもなんかずっと見られてる気がするなぁ〜


近づいてきてるし・・


あとで一口あげるね!


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